トイプードルについて

トイプードルの特徴

トイプードルの特徴として一番にあげられるのはその頭のよさです。

300種類の犬の種類の中で2番目に頭のよい犬とされております。

一番頭のいいのはコリー犬なのでコリーについで2番目という知能の持ち主です。

訓練、しつけに関しての能力ももっともすぐれている犬種であるといわれております。

とても活動的で、愛嬌があり、好奇心旺盛、人と遊ぶのが大好きでとにかく
感情を表現するのが得意です。

うれしいと思わず声にだして鳴いてしまいます。

しかしとても賢いために甘やかすということを聞かなくなるのできちんとしたしつけが
必要となります。

トイプードルやティーカッププードル達はほかのペットの動物や犬たちとの共同生活にも問題
なくうまくやっていけます。

その反面、きちんとしつけないと吠えやすい特徴があるので気を付けましょう。

小さいお子様ともうまくやれますがリーダシップをきちんととれる年長さんのお子様がよいでしょう。

小学校に上がる前の小さいお子様の場合は保護者のかたと一緒に遊んであげるようにします。

トイプードルの体の大きさですが、体高は25cm以下で体重は3キロから4キロくらい
までが平均的な体重です。

適度な運動をさせてあげれば町での生活もさほど問題なく生活でき、都会的な生活に適合した
種類の犬と言えるでしょう。

アクティビティーなど外で遊ぶ遊びも好きなのでドッグランなどで目いっぱい走らせてあげたり一緒
にボールやフリスビーなどで遊んであげたりしてください。

賢い犬ですから頭を使った遊びも好きなので工夫をして遊んであげるといいと思います。

お手入れについてですが毛がほとんど抜けない犬種なので定期的なカット、お手入れが必要となります。

プードルはいろいろな種類のクリップ(カット)の仕方があります。

一番簡単なのがテディーベアカットと呼ばれるカットの仕方です。

これはパピークリップやラムクリップ、などと呼ばれる体全体を均一に短くするカットの仕方です。

トイプードルはカットの仕方で印象がかなり違ってきますのでいろいろなヘアスタイルを楽しめるの
も魅力の一つですね。

コンチネンタルクリップは一般のペットとしてはあまり見かけませんがドッグショーなどの
トイプードルはこのカットになります。


プードルの歴史

トイプードルはもともとはドイツ発祥とされています。

プードルという英語名はドイツ語のPUDELからきているのだと思われます。(ロシア説もあります)

PUDELの意味は水しぶきを意味します。

しかしながらフランスでは長い間、自国の犬としてプードルを水どりをハントするレトリバー
としてブリードしてきました。

フランスでのプードル人気はとても高く、フレンチプードルという名前がつけられたくらいです。

フランス語ではDUCK DOG あるいは CAHICHEとして知られております。

プードルの先祖は南アフリカのバーベットがイベリア半島に輸入されてその後
ガリア(古代ケルト人の地、現在の北イタリア、フランス、ベルギー周辺の地域)で
水の中での狩猟犬として使われていたということからはじまったといわれております。

今ではフランスが一般的にプードル発祥の地であると広く認識されるようになりました。

ヨーロッパ諸国では400年以上も歴史があるとても古くからブリードされてきた犬です。

水どりの狩猟だけでなくサーカスなどでも活躍の場がありました。

15世紀には絵画などにも見られ、18世紀から19世紀には西欧だけでなく欧米でもサーカスなどで
頻繁に使われるようになりました。

トイプードルはミニチュアプードルやスタンダードプードルから作出されましたが今では人気犬種の
トップクラスに常に君臨しております。

ティーカッププードルというのは実はJKCに認められていないグループですのでトイプードルの
小さめの子をティーカッププードルと呼ぶようになりました。

ティーカップに入れるのは子犬のうちだけですけどね。


プードルの種類、毛色

トイプードルの種類ですが主に3種類にわけられております。

スタンダードプードル、ミニチュアだプードル、トイプードルです。

ティーカッププードルというプードルは有名ですが実は正式にJKCで認められているわけではなく俗称
という形で広く知られております。

いろいろなプードルの形があるイメージですがあれはカットによるもので毛質などの種類としてはこと
なるものはありません。スムースなどもありません。

コンチネンタルクリップやテディーベアーカットなどによりまるで種類の違う
プードルの印象になりますよね。

トイプードルにはとてもたくさんの毛色が あります。

代表的なのはブラックとホワイト、ブラウンで古くからある毛色でとても安定した毛色でこれらの
毛色から他のいろいろな種類の毛色が作られました。

中間色といわれるシルバーやレッド、アプリコット、ブラウン、
ブルーカフェオレ、グレーなどがございます。

シルバーとホワイト(シルバー)をかけあわせるとミスカラーもなくシルバーとホワイトの 両方の毛色がうまれます。ホワイトはとても強い因子なので シルバーのお母さんからも生まれることが多いのです。

ブラウンは因子をもっていればブラウンの因子をもったお母さんとブラウンを
交配させるとブラウンが生まれます。

トイプードルも毛色によって性格が分類されるという話がありますが実際にそれぞれ
個性があるので毛色による違いはないように感じられます。

ホワイト、ブラックは昔からいる安定した犬たちなので性格も穏やかでしつけもしやすい活発で頭のよい
といういい点があげられます。

レッドやアプリコットはしつけが入りにくく癖があり人が大好きで犬嫌いな子が多いなど意見もありますが
当犬舎にいるプードルたちはしつけが入りやすく人懐こいです

ホワイトはレッドの毛色のプードルに対して敵対心があるということを聞いたこともありますがそれも
定かではありません。

トイプードルはとても頭がいいので毛色による性格の差はさほど気になさらなくてもよいと思います。

毛量はレッドの子は毛質がやわらかくてコンチネンタルがやりにくいのでショーで活躍するには
ブラックやホワイトがいいと思います。

レッドの毛色はブラックと違って退色したり、濃くなったりして成長とともに毛色に変化がみられます。


トイプードルはシングルコート?

トイプードルの毛の種類はシングルコートであるということですが実際にはダブルコートになっている子
もいるのでダブルコートの説もあります。

基本的にはトイプードルはシングルコートであると認識すべきでしょう。

実際に抜け毛がとても少なく飼っていて助かりますが反面、トリミングにいくのが
大変ということもあります。

抜け毛が少ないのは犬アレルギーの方も犬が飼えるのでメリットはあります。

赤ちゃんなどいるご家庭では特にそれを理由にトイプードルを選んだという方も多いのではないでしょうか?

トリミングにいかなくても自宅でトリミングを練習すればコストがかなり節約できます。

バリカンでテディーベアースタイルならば素人の方でもうまくできます。

バリカンだと毛の長さを自動的に調整してくれるので意外に簡単だったりします。
鋏などよりもずっと簡単です。

バリカンを使うときは皮膚を挟まないように刃をきちんと選んでトリマーさんやショップスタッフに聞き
ながら理想的なバリカン、替刃を選びましょう。

プードルの人気の秘密

近年トイプードルの人気がとても高くなってきました。もともとはコンチネンタルカットが主流
でお手入れにお金がかかりあまり人気犬種というわけではありませんでした。

しかし近年、飼い主様が室内犬にお金をかけてきれいにして飼うという風習がわが国にもおこり
テディーベアカットなどかわいらしい都会的なカットが人気をよび爆発的な人気犬種に成長しました。

テディーベアカットが似合うレッドという毛色がとくに人気が高いですね。

また昔から頭のよさからサーカスなどで利用された歴史がありとても服従心が強く
飼いやすいので室内犬としての実力は高いものとなったのです。

抜け毛がほとんどないのでお部屋が汚れないなども人気の秘密でしょうか?

とにかく明るい性格で内面の楽しさを声をだしてよろこびながら走り回ります。

感情が豊かなのですね。うれしいときはおもわず鳴き声をあげてうれしさを表現して
しまうくらいテンションンの高いこともあります。


トイプードルについて